Serverlessのすゝめ

Serverlessとオンプレの比較を添えて

Hirohisa Tanaka · 2026/09/30

どうして自宅鯖なんてするの?

Serverlessの方が楽では?

面白そうだったから

Serverlessを自分の言葉でいうと

サーバーを触らずに
サービスを公開できる
OS・ネットワーク・物理マシンの管理はプラットフォームに任せます

今回の「オンプレ」

学校に置いた
自分のサーバー
企業のデータセンターではなく、個人で管理する1台を指します

比べたのはこの5つ

コスト ・ 開発のしやすさ
スケール ・ 運用の難しさ
セキュリティ

実際に使った環境

自分のサーバーServerless
実行環境Xeon E3-1200 v2 / 32GB RAMVercel 無料枠
データSSD 1TB + HDDたくさんNeon / Supabase 無料枠
管理Ubuntu Server 20.04から自分で各プラットフォームに任せる

実例「やすみ?」

自分で面倒を見る範囲

Webアプリ「やすみ?」
→
Docker Compose
→
アプリ
Docker
Ubuntu
ネットワーク
ハードウェア

デプロイしたい

ただそれだけなのに……

オンプレの CI/CD

GitHub Actions
→
Self-hosted
Runner
→
Docker Build
→
Deploy

「pushしたらデプロイ」の前に、Runnerの登録・権限・Secrets・Docker操作・死活監視が必要でした

Serverlessの CI/CD

GitHubに
push
→
Build / Deploy
プラットフォーム側
→
公開

GitHubと連携すれば、私が面倒を見るのはほぼアプリだけです

同じアプリでも管理範囲が違います

Serverless
アプリ
ランタイム
OS
ネットワーク
ハードウェア
オンプレ
アプリ
ランタイム
OS
ネットワーク
ハードウェア

「再起動するだけ」が結構重い

サーバー再起動後の確認

Dockerコンテナは戻った?
cloudflaredは起動した?
DBは応答する?
サイトは外から開ける?
ログに異常はない?
ダウンタイムは?

再起動ボタンを押したあとは、1つずつ戻ったか確認します

Serverless は
Server Less ではない

「サーバーを考える範囲」を減らせます

サーバーはある
OS・ネットワーク・再起動・ハードウェアを
利用者が意識する場面が少ない

コストの考え方

Serverlessオンプレ
始めるとき無料枠から試せる本体とストレージが必要
動かすとき利用量に応じて課金電気代と回線費用
壊れたときプラットフォーム側が管理自分で修理・交換

私のサーバーは学校設置のため電気代を直接払っていません。オンプレの電気代が無料という意味ではありません

オンプレの強み

この自由度がやっぱり楽しい

OSから
自分で触れる
好きなソフトを入れる
Dockerを好きに組む
PostgreSQLやRedisを立てる
常駐プロセスを動かす

SSHで「今」が見えます

hiro@server:~$ docker ps
hiro@server:~$ htop
hiro@server:~$ journalctl -u docker
hiro@server:~$ psql yasumi
# ログも設定も、その場で確認できます

Docker + Cloudflare Tunnel

Internet
→
Cloudflare
Tunnel
→
app1.example.com → app1:3000
app2.example.com → app2:8080
api.example.com → api:4000

ルーターで大量のポートを開けずに公開できます

1台にたくさん載せられます

サービス A
サービス B
サービス C
サービス D
1台のサーバー
「とりあえず
ここに載せる」

ただし落ちると全部落ちます

1台のサーバー
停止
→
サービス A 停止
サービス B 停止
サービス C 停止

CPU・RAM・ストレージもサービス同士で分け合います

2つの「自由」

自由の向きが違います

Serverless
管理からの
自由
OS・再起動・スケールを
任せられます
オンプレ
制約からの
自由
OS・Docker・ネットワークを
自分で決められます

どちらを選ぶ?

Serverlessを選びやすいオンプレ / VPSを選びやすい
Webアプリ / API / Bot長時間実行 / 常駐プロセス
Cron処理動画処理 / 大容量ストレージ
アクセス量が読めない特殊なミドルウェアが必要

両方使って分かったこと

Serverlessは
面倒を肩代わりしている
CI/CD ・ OS更新 ・ ネットワーク ・ DB ・ ログ ・ 障害対応

それでもオンプレを使う理由

自分で触れる
SSH ・ Docker ・ OS ・ DB ・ ネットワーク
サーバーそのものが教材になります
Q. こんなに面倒なのに、
なぜオンプレを使うの?
A. 面白いから

結局どちらも使います

Serverlessでサービスを作り
オンプレでサーバーを楽しみます

Thank you!

Serverlessもオンプレも面白いです!